そろそろ1月の給与支払の時期ですね。固定給の人も今回の給与明細をチェックしてみてください。手取りが少し減っているかと思います。
25年1月から復興特別所得税として通常の所得税に2.1%を掛けた額が上乗せされました。例えば税率10%だとすると10.21%、20%であれば20.42%です。率自体はあまり大きくないですが、期間が25年間とかなり長期間にわたって上乗せされます。これは所得税全般に上乗せされるため、給与だけではなく利子・配当・報酬といったものの源泉税にも影響が及びます。
経理の方であれば利息の源泉税に要注意です。利息の源泉税は所得税15%・住民税5%だったものが、所得税15.315%・住民税5%に変更となりました。これにより0.8で割り返していた利息額の計算が、入金額÷0.79685で計算することとなります。
具体的な例としては
利息総額は800÷0.79685=1003円(1003.953…)
所得税は1003円×0.15315=153円、
住民税は1003円×0.05=50円 となります。
これが80円の入金額だと改正後でも利息100円、所得税15円、住民税5円となり改正前と変更ありません。なので利息入金額が小さければ影響ないのかと思い計算してみましたが、51円以上で利息額に、27円で源泉税に影響が出てしまいます。26円以下であれば今までどおりの割戻し計算で大丈夫ということになります。
また報酬の源泉税も変更となります。弁護士・税理士や司法書士と言った士業の方は1月分の請求書から源泉額が10%から10.21%(報酬額100万以下)となります。
今回の改正は金額こそ大きくありませんが、影響の範囲が広く、期間も長いため注意が必要ですね。
知らない間にやられてるなぁ。。。
いつも変わらぬ給与明細を大抵は見ないけど。。。しかし、25年も続くとなると、総額は結構な支払いになりそうですね。私はその時に63歳かぁ。まだまだ、せっせと働いているんだろうなぁ(笑)
結局401kも騙され感が強いし、税金は知らない間に増えるし。
幻想でもバブルよ来い!!!と思ってしまうのでした(悲)
25年は本当に長いですよね。
震災後に生まれた人にまで税負担が生じるのはどうかなと感じてしまいます。
せっかく集めた税金なので、復興のために役立てて欲しいですね